曲がり癖がついている本は、そのまま重しを乗せて直そうとしても元の状態に戻ることはありません。
では、どうやって直すかというと、アイロンを使います。
準備するもの
- アイロン
- 新聞紙
- 重しのための本
アイロンは低温度の設定にします。本は、カバーと本体を別々にします。
アイロンを低温度に設定しないと紙が焦げる場合がありますので、注意してください。
新聞紙をアイロン台代わりに使用して、表紙カバーと本のページ1枚ごとにアイロンをかけます。
すべてのページにアイロンをかけた直後は、本は熱を帯びています。この状態で本を重し代わりに使用して一晩ほど寝かせます。
無事元に戻りました。一晩寝かせても、まだ曲がり癖がある場合は、もう一度同じこと繰り返してください。
本に曲がり癖がつく原因の多くは、本を保管する際に平積みではなく、縦にすることからきています。縦にした状態で、上に本などをおいてしまうと曲がり癖となります。曲がりグセのついた本は古本として売ることができませんので注意しましょう。