話題の映画「聲の形」と神奈川県がコラボレーションして手話をひろめているんですね。普段は、あまり読まない「かながわ県のたより」で知りました。聲の形の「聲」という漢字ですが、これまで、見たことも、使ったこともない漢字ですので、最近気になっていました。
聲
この漢字は常用漢字外なんですね。どうりで知らないはずです。常用漢字は、日常生活で日本語を書き表す場合に使用する目安として、日本政府より選定されています。つまり、「聲」という漢字は普段使われない漢字なんですね。ではなぜ、映画「聲の形」ではこの漢字が使われているのか気になりますよね。ウィキペディアに説明がありました。
題名を「聲」の字にしたのは、調べた際にそれぞれ「声と手と耳」が組み合わさってできているという説があることを知ったためであることと、「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」という意味を込めて「聲」にしたという
納得です。確かに「聲」という漢字には、耳という漢字が含まれていますし、まさに手話にふさわしい漢字ですね。
映画「聲の形」は泣ける映画として見たいと思っていますが、どうせなら人目を気にせず思い切り泣きたいと思いますので、映画館ではなく、Blu-ray化されたときに自宅で見たいと思っています。まだ、予定は未定ですが、公式サイトがありますので、そのうち発表があるのではと思います。
神奈川県が今回のコラボでなにをするかというと、県のたよりに載っていますが、
- 聴覚障害者と手話への理解を広げます
手話講習会や手話のイベントを開きます。- 手話を学ぶしくみを充実します
冊子や動画など手話を学ぶための教材を作成します- 手話を使いやすい環境をつくります
手話通訳者の計画的な育成に努めます。
ぜひ進めてほしいものです。現時点でも「かなチャンTV」で手話学習動画を配信中です。いろいろありますので、ご覧になってください。
目次
古本屋が選んだ手話の本ベスト3
それでは、古本屋ですので、古本屋が独断で選んだ手話の本を紹介します。
第1位 ゼロからわかる手話入門
2011年に主婦の友社から発行された手話の入門書です。DVDが付いています。手話をこれから初めてみようと思っている方を対象に書かれた本です。日常会話が多く、わかりやすいと評判です。
第2位 わたしたちの手話学習辞典Ⅰ、Ⅱ
2015年に 全日本ろうあ連盟から発行された手話の学習辞典です。全国手話検定試験の新基本単語をすべて掲載しています。手の形から手話が調べられることが特徴です。
第3位 日本手話のしくみ練習帳
2016年に 大修館書店から発行されたばかりの手話の練習帳です。DVDつきでわかりやすいと評判です。手話の文法が基礎から理解できるように作られています。手話を習いたてで、文法をしっかり学習したい方におすすめです。