横浜市港南区で遺品整理のお客様から、とんぼの本、ふくろうの本、コロナ・ブックス、学研グラフィックブックスを大量に買取しました。上の写真は買い取りした本の一部です。とんぼの本、ふくろうの本、コロナ・ブックス、学研グラフィックブックスはいずれも、美術、歴史、旅、生活などをカラーとモノクロの写真を豊富に掲載して、紹介している入門書、案内書です。この4っの本は、外観、内容とも似通っていて面白い形態の本です。ページ数は、大体100ページから多くても200ページほどで、カラーとモノクロの写真がページが、そうですね、半分ほど占めています。価格帯も1800円前後と横並びです。読むのにはそれほど時間がかからないのですが、文章は、本格的で知識欲を満足させてくれる内容となっています。
- とんぼの本
新潮社から出版されています。今年30週年ということで楽天ブックスで「とんぼの本30週年フェア」が行われています。1983年に創刊されていますので、3っの本の中では一番の古株ですね。多分、他はとんぼの本を真似たのではないかと思います。 - ふくろうの本
河出書房新社から出版されています。ふくろうの本の歴史を少し調べてみましたが、あまり良くわかりませんでした。一番古い本の出版は、1987年発行の「図説 大江戸の賑わい」のようです。 - コロナ・ブックス
平凡社から出版されています。1994年が創刊で、この創刊号は、人気の月刊誌「太陽」の特集をまとめたものになります。 - 学研グラフィックブックス
1997年が創刊のようです。現在は、新刊が出ていないよで古本でのみ入手できます。一覧はこちら。
古本屋的には、この4っの本は、流通量が多く高い買い取り金額になるものではありません。歴史のある本ですので、発行が古い本ですと湿気でページが張り付いている場合がありますので、注意が必要です。また、写真の掲載が多いということで1冊のページ数が少なくても、本がまとまるとかなりの重量になります。
今回買い取りした本の中から人気の2冊を紹介します。
図説 からくり 遊びの百科全書
この本は、ふくろうの本になります。2002年に河出書房新社から発行されました。からくり人形は、実物を見たことがないのですが、テレビで動いているのを何度か見たことがあります。数百年前の人形がスムーズに動く様子は、驚きとともに、どうなっているのかと思ったものです。この本は、からくり人形の内部を写真で公開していて、材料、しくみまで解説しています。日本の職人の技術力のすごさに驚かされました。130ページほどの本で写真が多く、興味深く直ぐ読み終えることができました。
図説 時計の歴史
この本もふくろうの本になります。2006年に出版されました。今回買取した本は、とんぼの本よりふくろうの本のほうが多かったのですが、現在、もしかすると本家を追い越してふくろうの本のほうが出版数が多いのかもしれません。この本は、腕時計を中心に時計の歴史を知ることができます。写真が豊富で読んでいて飽きないですね。そういえば、腕時計をしなくなってだいぶ立ちます。普段はスマホで時間はわかりますし、正確ですので腕時計の必要性を感じないのですが、この本を読んでみて、お気に入りの、少し値段のはる腕時計がほしくなりました。