横浜市の古本買取

イースト・プレス まんがで読破シリーズ

まんがで読破

イースト・プレス発行の「まんがで読破」シリーズは、よく買取で遭遇するのですが、個人的に大好きな本です。読んでいないタイトルの買取が入ると、売る前にかならず読む事にしています。これまで、そうですね50タイトル程読んでいるでしょうか。古本屋ですので、自分で買ってまで読むほどではないのですが。このシリーズは、著者も作品も知っているんだけど、なんとなく難しくて読まないとか、読んだほうが良いと分かっていても、ちょっとハードルが高いとか、名作、大作、難作をまんがで読めるのが良い点ですね。内容も原作に忠実で、しかも、飽きさせない絵、展開にしていて、いずれも面白い作品に仕上がっていると思います。このシリーズは市場でも人気で、回転が良い本となっています。

現在は、なんと130タイトルほど揃っていて、専用サイトまであります。専用サイトでは、それぞれの作品の副題ともいえる一言が添えられていて、数ページですが、立ち読みができるようになっています。

今回、当店の近くの横浜の保土ヶ谷区で数十冊ほどこのシリーズを買取させていただきました。読んでいないタイトルから2冊ほど紹介します。

変身 カフカ・作

変身 カフカ・作

カフカの「変身」は遠い昔に読んでいます。その当時は、読み終えた時に、なんでこの本が名作なのかわからない、不完全燃焼的な気持ちになったのを覚えています。今回まんが読破で、あらためて読んでみて、やはり当時と同じ気持になりました。カフカはこの「変身」でなにをいいたいのでしょう。凡人の私には、理解できませんでした。

Wikipediaには、執筆背景とか変身する虫についての説明があります。興味のある方はご覧ください。また、この作品は、青空文庫で読みことが可能です。

失われた時を求めて プルースト・作

失われた時を求めて

プルーストも「失われた時を求めて」も、言葉として知っていましたが、読むことはこれまでありませんでした。まんがならと読んでみましたが、けっこう面白く、考えさせられる作品に仕上がっています。よくここまでコンパクトにまとめたなと思います。お勧めです。原作は、大長編小説で、今後も読むことはないと思いますが、Wikipediaに詳しい解説が載っていますので興味のある方はご覧ください。

-横浜市の古本買取
-