古本屋をやっていると小室直樹著の本によく出会います。著作数は確か60冊ほどと多くはないのですが、記憶に残っている買取が多いですね。今年、少し前になりますが、金沢区での買取で多く小室直樹著の本を買取しました。ほぼ揃っていたと思います。なぜ記憶に残っているか考えてみると、古い本でも中古価格がそれなりに維持されているからだと思います。上の画像はカッパブックスですが、カッパブックスの絶版本で値段がついているのは小室直樹氏ぐらいではないでしょうか。特に、「ソビエト帝国の崩壊」で、ソ連の崩壊を10年以上前に予測していたことは驚くべきことです。ちなみに「ソビエト帝国の崩壊」は真ん中左上にありますが、現在の中古価格相場は、600~1200円ほどですかね。中にはプレミアが付いている本もあり、上の画像左下の「新戦争論―“平和主義者”が戦争を起こす」は5,6千円します。カッパブックスですよ。新書サイズで200ページほどの本です。
小室直樹氏については、昔テレビでロッキード事件での田中角栄氏絡みの発言で奇人、変人と思っている方も多いかと思いますが、本を読む限りは、日本を代表する、経済学者、評論家ではないでしょうか。ウィキペディアの小室直樹の生涯、学説、思想、著書について説明がありますので、興味のある方はご覧ください。
買取でよく遭遇する著書は、「中国原論」ですね。これまで何冊も扱ってきました。
当店では、小室直樹著の本を積極的に買取しています。