図書館で本を借りたことがある方は、本に透明なブックカバーがかけられていることを知っていると思います。このブックカバーはカバーフィルムを使用して本に貼られています。図書館のようなブックカバーを貼りたいという要望がありますので、簡単に貼る方法を紹介します。
目次
用意するもの
- ニチバン カバーフィルム
- ハサミ
- ハンカチ
図書館で使用しているカバーフィルムは、ロール状になっていて本に合わせてカットする必要があります。ここでは簡単に貼るためにニチバンから出ているカバーフィルムを使用します。ニチバンのカバーフィルムは本の大きさに合わせて3種類のサイズがあります。今回使用したカバーフィルムは、A5判用CF-200SNで単行本には最適です。本に合わせてカットする必要がなく、粘着剤がついていてお手軽に図書館のようなブックカバーをかけられます。
折り曲げる
カバーフィルムを剥離紙側に2~3cmほど折り曲げます。本に貼る前に、この折り曲げた部分の剥離紙をあらかじめ剥がしておきます。
貼る
剥離紙を剥がした部分をもって本に貼って行きます。この時、気泡が入らないように少しずつハンカチでこすりながら貼るのがコツです。どうしても気泡が入ってしまうようでしたら、こすってはる方と剥離紙を引っ張る方のお二人で作業を行うときれいに貼れます。
四隅をカットする
折り返し部分を本に貼るためにカバーフィルムの4隅をハサミで切り落とします。
折り返す
折り返し部分を本の内側に貼ります。この時本と同じ厚さの台を下に引いて作業を行うときれいに貼ることができます。
最後の確認
最後にカバーフィルムと本の間に、気泡が入っているか確認します。気泡を見つけたら、針でつついて空気を抜きます。これでキレイに本にブックカバーがかけられたことと思います。
注意点
- 大切な本を痛めないために、練習用の本で試してみるのが良いと思います。
- フィルムは厚く、粘着力が強いため貼り直しは直後でないと難しいです。
- コーティングされている本のカバーは貼り直しができますが、折り返し部分などコーティングされていない、紙がむき出しの部分は、貼り直しはできません。剥がそうとすると剥がし跡が残ります。
- カバーフィルムは将来剥がすことはできません。
まとめ
大切な本をキレイに手元においておくためにカバーフィルムは有効ですが、将来本を売る可能性がある場合は、付けないほうが古本としての価値はあがるかなと思います。ニチバンのカバーフィルムはお手軽に図書館のようなブックカバーをつけることができる便利な商品です。A5判ですと4枚入で500円弱で手に入ります。ただ、よほど大きな文房具屋さんでないと置いてないかもしれません。通販で手に入れるのがおすすめです。