横浜の港南区で実用書を買取りしました。主に手芸、料理、浮世絵などです。買取りした本の中に「江戸猫 浮世絵 猫づくし」がありました。
この本は、江戸時代の猫の浮世絵を集めたものです。オールカラーで日本猫が浮世絵の中に居ました。どこか、コミカルでほのぼのした猫が満載です。写真中心で解説もシンプルで分かりやすく、直ぐ読み終えてしまいます。猫好きな方におすすめの本です。
お客様から査定中に、これいくらになりますかと奥から文庫のセット本を持ってこられたのですが、これぐらいなります。と伝えると、メルカリで売ってみるとのことで、買取りには至りませんでした。そう言えばこの間、東洋経済オンラインで”「メルカリに食われる」、リユース業界の悲鳴”を興味深く読んだばかりです。この記事によると去年の8月ごろからリユース業界の市場が急変しているとこのと。ブックオフ、ゲオ、ハードオフなど前年割れの状態が続いているようです。一方メルカリは高値で売れることから利用者が増えていて、取扱高はわずか3年で推計年間1200億円超に成長。たしかにスマホで簡単に出品でき、個人間取引で不安はあるとは言え、業者に売るより、かなり高値で売れることは魅力ですね。特に、洋服、日用品、家電などは、店舗に持っていってもあまりの安さに驚きますし、古本屋をやっている私でも驚いてしまいます。これではメルカリを利用しようと考える人が増えても仕方がない状況です。
さて、本、DVD,ゲームソフトなどの出張買取りへのメルカリの影響ですが、店舗ほどではないですが、少なからずあるのではと思います。店舗売りの場合は、持っていける範囲の量を売る場合が多いと思います。持っていく手間、買取り金額を考えるとメルカリを利用しようと考える方はいると思います。店舗買いは今後右肩下がりになる可能性がありますね。一方、出張買取りの場合は、一度に扱う量が多く、すべてメルカリでとなると難しい部分があると思います。また、出張買取りは手間がかからず、お手軽に、処分、現金化ができますので、この点はメリットですね。しかし、少なからず影響はあるわけで、自分で売るスタイルが定着すると脅威となる日が来るのかもしれません。